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猫は麻薬

猫は麻薬だ。

魔物だと書きたいところだが、やはり麻薬だ。

クッションを枕に、くたびれた身体を横にしていると、結がゆっくりと頭の側から降りてくるように身体に乗って来る。
私の頬に柔らかい毛を滑らせて、胃の上の辺りで方向転換して私の顔に向き直り、眠る場所を作るかのごとく、前足でふみふみを始めると、しばらくして香箱を組むより低くし、お腹をつけて寝始める。

お腹がなんともいえず、温かくて気持ち良い。
この暑い中、猫が乗って温かくてもなお気持ち良い。

胡座をかき、テレビを観ていると、いつの間にか私の背中に合わせるようにそっと背をつけてジッとしていたりする。
なんとかなく、背中の一部が暖かいと思って後ろを振り返ると、結が背中を合わせてジッとしている。これはなんの意味があるのか。私にはわからないが嬉しい。

私が机にむかい本を読んでいると、となりのソファーで腹を上に向け、じっと私を観察する猫が一匹。

結である。

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可愛らしい腹を向け、私を見たまま動かないとなれば、もう、猫好きはちょっかいを出さずにはいられない。

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キックキックと私の手を蹴ってくる。そのうち、がぶりと私の手を優しくアマガミをする。

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その仕草が可愛くて、また手を出す。

寝るときにはいつもそばで寝てくれる。

朝はまた、朝食を摂る私の後ろで、背中を合わせて温かい。

また戯れたいのか、腹を上に向けてごろりと寝転がったと思ったら、こちらをチラチラと見る。

一日の内でどのくらい猫を触るだろうか?
何度頭を撫でて、何度お腹の毛をぱふぱふと触るか。

うちに戻るとまず、結の頭を撫でて「にゃあ」という声を聞きたい。
「おかえりなさい」という声だ。

舞がどっかりと寝そべっているのを見つけると、私は必ず舞のお腹をふかふかと押したり撫でたりする。

こんな生活を続けていては抜け出すのにどんなに苦労するか。

読書をしていて、睡魔が襲い、その上に猫たちにどっかりと体中に乗られてしまうと、この快楽のような睡魔から逃れるのは到底ムリなのだ。

一度、猫の魅力に落ちてしまったら、抜け出すことなどできない。

そんな事を思った先日の休日は、猫たちを乗せて惰眠を貪ったのだ。

快楽。







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