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第1776回「【年をとったなぁ…】と感じる時」

46歳である。

生まれ年は昭和42年であり、西暦では1967年であり、干支は未年である。

以前にアラサーなんて言葉が出てきて、アラウンドなんてつまんねー単語使いやがってと思っていたのも束の間、アラフォーを通り過ぎて、アラフィフである。(あるのかそんな言葉)

グッと歳をとったと感じるのは、アルバイト先に高校生がいるのだが、その存在事態に全て驚きなのである。
仕事終わって夕方からアルバイト少々しているのだが、私以外の平均年齢がおよそ17歳。私は驚いている。そこに居続けている自分自身にも。

高校をドロップアウトして、そのまま社員のように居続ける子達もいて、これまたバラエティーに富んでいて面白いというより驚き。

まず一番驚いたのは、簡単な掛け算ができない18歳が存在する事。
時折、仕事のスピードが遅くなることがあり、何が原因なんだろうと思ったら、数を数えられないわけなのだ。
なんというか、九九を早く覚えろと、18歳の子にアドバイスすることになるとは夢にも思わなかった。
確かに、途中、グレたり遊びに没頭したり、または母子家庭で親が子供の面倒をちゃんと面倒見れなかったとか、色々あるらしく、実際の内情を知らない人間としてはとやかく言うべきではないが、放っておいた周りの大人がいけないのではと思ってしまう。もちろん、これに関しても実情がわからなければなんとも言えないのだが、今時の子供達にはこんな事があるのかと驚いている。

ゆとり教育がどうのこうのという問題でも、ここまでくると、それだけではなかろうと思われ、世間の無関心も極まれりと言ったところだろうかとも思えてならない。

我が静岡県は、県知事がその全国学力調査の順位の低さにキレてしまい、順位の低い順に校長の名前を晒すと言い放ったのだが、鼻息荒くなった知事をどうにか宥め、順位の良い校長の名前をあげる方向になった。

気持ちもわからないでもない。

そういう私は今でも辞書を手放せない。
なんだあの大人はと言われても仕方ないくらい情けないのだが、それにしても年をとって嘆く内容が、やはり子供の頃に見ていた大人の嘆きと同じになってきて、ポカポカと日向ぼっこでやり過ごす大人にはなれないのだと、今頃になり思うのだ。

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結は毎朝、日の当たる場所を探して、ピンポイントでうとうとしている。
年を取るって、猫を膝にのっけてうとうとすることだと思っていたのだけれど、どうやらそんな素晴らしい人生は簡単にはやって来ないらしい。

物忘れも多くなって来て、体力も落ちてきたように思えるけれど、やけに広く世間一般のことなどつまらない事で心配事が多くなったのは、やっぱり歳をとったのかなぁ。



と、思うのだ。




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